トトの日常絵本

本気で日記始めました。がんばれるかな~

逆に損じゃないかなあ

私自身、ニュースの主な情報源がテレビや新聞ではなくネットになって久しいです。
ですがネットニュースのソースというのは、実は相変わらずテレビ新聞と言ったマスコミ媒体のままである事に違いはありません。
しかしそれでも、テレビ新聞のままニュースを目にする場合とは大きく異なっている点があります。

マスコミ=マスコミュニケーションというメディアの形態は、
単一の情報の送り手が不特定多数の無数の情報の受け手に対し一方的に物を伝えるというものです。
そのため何か商品やアイドルなどを売り出したいときに、送り手たるマスコミ側が猛烈なプッシュをするなどの
手法が非常に有効で、良く使われていました。

しかしネットでのニュースには、それまでと明らかに違う点があります。
ユーザーのコメントです。
不特定多数の記事の読者が恐ろしいほど手軽にコメントを投稿でき、それが即座にコメント欄に反映されるのです。
そしてネットユーザー達はその記事が何らか世論の誘導などを行おうとしているニオイを嗅ぎ付けると、
川に落ちた獲物に群がるピラニアもかくやという、それはもう凄まじい勢いで批判コメントがズラリと並ぶのです。
「なんだまた○○か」「安定の○○いい加減にしろ」と。

ネットの初期に新しい発信方法として喜び勇んで各マスコミはネットでの記事配信を始めたわけですが、
まさかそれが自分たちの首を絞める結果になっているとは夢にも思わなかったでしょう。
今更ネット配信をやめるわけにも行きませんしね。